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2009年1月16日 (金)

2009年度 日本大学通信教育部スクーリング            (春期&夏期)

2009年度に日本大学通信教育部で私(金子佳司)が担当するスクーリングは以下の要領で行なわれる予定です。

春期東京スクーリング(5月4日〜6日)
倫理学 テーマ:よく生きることを考える
 開講単位:2単位
◆学習目標
 私たち人間は誰でも「よく生きること」を望んでいますが、よく生きるためにはどんなことを考えなければならないのでしょうか。この問題を倫理学の視点から学生の皆さんといっしょに考えていくのがこの授業の目標です。
◆授業方法
 学生のみなさんとの対話を取り入れながら、いっしょに問題を考える授業にしていきたいと思います。
◆授業計画〔1日目:540分,2日目:540分,3日目:390分〕
1日目
 誰でも幸福になりたいと思うものですが、幸福とはどういうことなのでしょうか。快適に暮らすことでしょうか、自分が人間として成長することでしょうか。この問題を過去の哲学者・倫理学者の考えを導きの糸としながら考えてみたいと思います。
2日目
 私たちは今とにかく生きていますが、生きることに「意味」はあるのでしょうか。もしあるとしたら、それは何でしょうか。また、もし私たちが、その意味を感じられなくなっているとしたら、その原因は何なのでしょうか。この問題を考えてみたいと思います。
3日目
 その他、道徳または倫理とは何か、善とは何か、私たちはどんな行為を行なうべきか、自分の人生を生きる(主体的に生きる)とはどういうことかなど、私たちが「よく生きる」ために考えなければならない問題を取り上げて、考えてみたいと思います。
◆教科書
『ヒューマニズムの倫理』 式部 久 著 勁草書房
◆参考書
 この授業の内容に関連する文献は多くあり過ぎて、参考書を数冊に絞り込むことは出来ません。参考書の紹介は個人的に対応したいと思います。
◆成績評価基準
 定期試験70%、平常点(授業中に行なう小テストによる)30% 詳しくは、1日目の授業の初めに説明します。

夏期スクーリング
(5月17日〜22日午後の予定 *日程はまだ確定はしていません)
倫理学基礎講読 テーマ:愛するとはどういうことかを考える
 開講単位:2単位
◆学習目標
 プラトンの『饗宴』を読み、人間の愛(エロース)とは何かという問題を学生のみなさんに考察してもらい、また、その考察を通じて哲学書の読み方を身に付けてもらうことがこの授業の目標です。
◆授業方法
 学生のみなさんに授業の中で教科書を読んでもらい、そこに書かれていることについてひとつひとつ質問しながら問題を考えていきたいと思います。なお、スクーリングが始まる前に教科書をひと通り読んでおいてください。
◆授業計画〔各230分〕
1日目 パイドロスは愛(エロース)とは人間を善に導くものだと主張しますが、人間にとって善とは何でしょうか。
2日目 アリストパネースが語る「アンドロギュノス(男女両性者)」は人間の愛のどのような性質を表しているのでしょうか。
3日目 アガトーンは、愛は美しいものに向かうと主張しますが、それはどのようなことを意味しているのでしょうか。
4日目 ディオティマの教説は筆者プラトンのエロース論の核心(プラトニック・ラブ)を表していると思われますが、それは何でしょうか。
5日目 最後にアルキビアデースが登場しますが、彼の登場はこの作品の中でどんな意味を持っているのでしょうか。
6日目 まとめと期末試験
◆教科書
 プラトーン『饗宴』(新潮文庫)
◆参考書
 現在入手可能な『饗宴』の参考書はありません。田中美知太郎『プラトン「饗宴」への招待』(筑摩書房)が最良の参考書なのですが、残念ながらこれは現在絶版です。
◆成績評価基準
 定期試験70%、平常点(毎日授業の最後に行なう小テストによる)30%
詳しくは、1日目の授業の初めに説明します。

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