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2011年2月25日 (金)

2011年度 日本大学通信教育部スクーリング

 2011年度に日本大学通信教育部で私(金子佳司)が担当するスクーリングは、①昼間スクーリング、②秋期夜間スクーリング、③東京スクーリング(秋期第2期)で、担当科目はいずれも「西洋思想史Ⅰ」ですが、各講座は以下の要領で行なわれます。

①昼間スクーリング(木曜日4限 14:40〜16:10)
◆西洋思想史Ⅰ(開講単位:4単位)
〔テーマ:哲学はいかに始まりいかに継承されたか〕
◆学習目標
 哲学という学問がどのようにして生まれ、どのようにして継承されていったのかを知ることがこの授業の目標です。今日「哲学」という言葉がさまざまな意味で使われ、あるいは恣意的に使われていますが、この授業では「哲学(philosophia)」という知的営みがもともとはどのようなものであったのかということに注目してみたいと思います。
◆授業方法
 授業は講義形式で行ないますが、できるだけ受講生の方々との対話を交えながら進めていきたいと思います。また、できるだけ哲学者たち自身の言葉を紹介し、その言葉をいっしょに解釈しながら彼らの考え方を理解していきたいと思います。そのために、彼らの使った古典ギリシア語やラテン語にも少し触れてみる予定です。
◆準備学習
 各回に予定されている範囲を教科書や参考書で予習しておくことが望ましいですが、それ以上に、復習を十分して次の授業につなげていってください。特に、授業中に取ったノートを授業後に読み返して、不十分なところがあれば補って自分にわかるようにしたうえで、次回の授業につなげていって欲しいと思います。
◆授業計画〔各90分〕
1回目 philosophiaはいつ始まったのか
2回目 ミレトス学派
3回目 ピュタゴラス、クセノパネス
4回目 ヘラクレイトス、エレア学派
5回目 エンペドクレス、アナクサゴラス
6回目 原子論(レウキッポス、デモクリトス)
7回目 ソフィスト
8回目 ソクラテス
9回目 プラトン①
10回目 プラトン②
11回目 アリストテレス①
12回目 アリストテレス②
13回目 エピクロス
14回目 ストア学派
15回目 懐疑主義
16回目 新プラトン主義
17回目 アウグスティヌス
18回目 西方キリスト教哲学
19回目 東方キリスト教哲学
20回目 アラビア哲学と12世紀ルネッサンス
21回目 スコラ哲学
22回目 トマス・アクィナス
23回目 後期スコラ哲学
24回目 ルネッサンスと科学革命
25回目 まとめ
◆教科書
 『西洋思想史Ⅰ』(通信教育部教材)
◆参考書
 『西洋哲学史〔古代・中世編〕』(ミネルヴァ書房)
◆成績評価基準
 期末試験70%、平常点(授業中に行なう小テストによって判定します)30%。詳しくは、1日目の授業の初めに説明します。

②秋期夜間スクーリング(水曜日/10月19日〜12月14日/18:30〜21:45)
◆西洋思想史Ⅰ(開講単位:2単位)
〔テーマ:哲学はどのように継承されたのか〕
◆学習目標
 古代ギリシアに生まれた「哲学(philosophia)」はヘレニズム・ローマ時代に大きく変化しましたが、古代末期から中世にかけてキリスト教と深くかかわることによって、さらに大きく変質しました。そして、中世末期からルネッサンス期に古代哲学が西ヨーロッパで復興し、その復興した古代哲学を乗り越えることによって近代哲学と近代科学が生まれました。この歴史的経緯を理解することがこの授業の目標です。
◆授業方法
 授業は講義形式で行ないますが、できるだけ受講生の方々との対話を交えながら進めていきたいと思います。また、できるだけ哲学者たち自身の言葉を紹介し、その言葉をいっしょに解釈しながら彼らの考え方を理解していきたいと思います。そのために、彼らの使った古典ギリシア語やラテン語にも少し触れてみる予定です。
◆準備学習
 各回に予定されている範囲を教科書や参考書で予習しておくことが望ましいですが、それ以上に、復習を十分して次の授業につなげていってください。特に、授業中に取ったノートを授業後に読み返して、不十分なところがあれば補って自分にわかるようにしたうえで、次回の授業につなげていって欲しいと思います。
◆授業計画〔各195分〕
1回目 ヘレニズム時代とはどういう時代か。
     エピクロスの快楽主義と原子論
2回目 ストア学派の認識論、自然学、倫理学
3回目 ピュロンの懐疑主義とアカデメイア派の懐疑主義
4回目 ローマ時代とはどういう時代か。
     新プラトン主義とアウグスティヌス
5回目 ローマ帝国の東西分裂と西ローマ帝国の崩壊
     中世の哲学(西方キリスト教哲学、東方キリスト教哲学、アラビア哲学)
6回目 スコラ哲学の展開
     トマス・アクィナスとアリストテレス哲学
7回目 古代哲学の復興とルネッサンス
     古代哲学の否定と科学革命
◆教科書
 『西洋思想史Ⅰ』(通信教育部教材)
◆参考書
 『西洋哲学史〔古代・中世編〕』(ミネルヴァ書房)
◆成績評価基準
 期末試験70%、平常点(授業中に行なう小テストによって判定します)30%。詳しくは、1日目の授業の初めに説明します。

③東京スクーリング(秋期第2期)(11月5日(土) 6日(日) 12日(土) 13日(日))
◆西洋思想史Ⅰ(開講単位:2単位)
〔テーマ:哲学とはそもそも何であったのか〕
◆学習目標
 今日「哲学」という言葉はさまざまな意味で使われています。あるいは恣意的に使われているとさえ言えます。では、「哲学(philosophia)」とはそもそも何であったのでしょうか。この歴史的事実を解明することがこの授業の目標です。そのために、この授業では、philosophiaという言葉が使われるようになった古典期ギリシアに焦点を当ててみたいと思います。 
◆授業方法
 授業は講義形式で行ないますが、できるだけ受講生の方々との対話を交えながら進めていきたいと思います。また、できるだけ哲学者たち自身の言葉を紹介し、その言葉をいっしょに解釈しながら彼らの考え方を理解していきたいと思います。そのために、彼らの使った古典ギリシア語にも少し触れてみる予定です。  
◆準備学習
 各回に予定されている範囲を教科書や参考書で予習しておくことが望ましいですが、それ以上に、復習を十分して次の授業につなげていってください。特に、授業中に取ったノートを授業後に読み返して、不十分なところがあれば補って自分にわかるようにしたうえで、次回の授業につなげていって欲しいと思います。
◆授業計画〔1日目・3日目:各285分,2日目・4日目:各450分〕
【1日目】「哲学(philosophia)」「哲学者(philosophos)」「哲学する(philosophein)」という言葉と概念はいつ生まれたのか。ソフィストとは何者なのか。ソフィストはどのようなことを主張したのか。ソフィストは哲学者(philosophos)とは異なるのか。以上の問題を考えてみます。
【2日目】ソクラテスはどのような生き方をし、どのようにして死んでいったのか。また、その生き方を支える彼の考え方はどのようなものだったのか。そして、彼にとって哲学(philosophia)とは何であったのか。以上の問題を考えてみます。
【3日目】プラトンはなぜ哲学者(philosophos)になろうとしたのか。また、そのことと彼のイデア論とはどのような関係にあるのか。そして、そのイデア論とはどのような考えなのであり、イデアが存在するとはどういうことなのか。以上の問題を考えてみます。
【4日目】アリストテレスは哲学(philosophia)をどのようなものとして継承したのか。彼の哲学観はどのようなものであり、彼が「第1哲学」と呼ぶものはどのようなものか。また、彼は倫理学(ethica)の創始者でもあるが、彼の倫理思想はどのようなものか。以上の問題を考えてみます。
◆教科書
 荻野弘之著『哲学の饗宴』日本放送出版協会(NHKライブラリー)+プリント
◆参考書
 『西洋思想史Ⅰ』(通信教育部教材)
◆成績評価基準
 期末試験70%、平常点(授業中に行なう小テストによって判定します)30%。詳しくは、1日目の授業の初めに説明します。

 

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